アルバムの中にはお客様がいっぱいです

2020年04月26日

岡田屋の歴史





ほんじつ日曜日
おやすみです


お日様が出て
お天気が良いけど…



沖は風があるのか、、、


ポチッと!
休漁となりました



陸上にいるだけでは…
わからないですね





さてさて


実家に古いアルバムがあって

そこに

とても古い岡田屋の写真がありました



数枚ではありますが…


岡田屋の歴史が少しでもわかる
貴重な写真かと思います






1枚目

今の親父の年齢を逆算すると…

63年くらい前の写真かな

昭和30年代初頭かと思います


親父が中学生です
何年生かな???


被っている学帽

ワタシの頃もあったなぁ〜…懐かしい





靴が大変高価な時代でしたので

草履で学校へ行っていたようです

その当時は大半の男子生徒が草履だったそうです
靴はお金持ちの子だけでしたと…




右に写っているのは祖父です

岡田屋の名前が入った半纏を羽織ってます
今あったら粋ですね




祖父は
とても厳格な方でした



自分が子供の頃

おじいちゃんって
甘えさせてくれる感じは一切なく


口数が少ない
コワイ存在でした







奥にうっすら写っているのが祖母です





この当時は乾物を主に販売していたそうです

店先にはむしろを敷いて

舞阪から仕入れた鰹節を干してます



かつをがたくさん獲れていた時代の舞阪

舞阪の町には
鰹節を作っている工場があったそうです





鰹節を干している場所は…

今の店でいうと…

入り口付近かな???






この当時は
各家庭に木製の鰹節削り器があって

各家庭で削って
なにかと出汁をとっての
料理をする家庭が多かったのですね



今の子供達
鰹節削り器
見たことないかもね

鰹節をシャッシャッと…



鰹節を削るとき

『気をつけないと手を切るよ』って言われたものです



これで削った鰹節
よくご飯にかけて食べたものです


味も風味も
そして香りも

パックのとは全然違いますよ












2枚目

店前でのスナップ写真

右の方が祖母です


とても優しくて

とても働き者のおばあちゃんでした



ワタシが店を継いだときも
まだ店でお惣菜を作っていました



とにかく
働きに働いたおばあちゃんでした






写真

木箱にリンゴかな???


道路は舗装されておりませんね

ドブ
側溝はあるものの

この当時
大雨が降ると行き場をなくした雨水が
店内に入り
ガバガバになったそうです




祖父が作った

岡田屋
手作り看板

カネハチの屋号が入ってますね

その下のかつをも手作りだそうです




隣の家は
たばこ屋さん


ワタシが子供の頃もたばこ屋さんでした
建物は違いますけど…






2枚の写真だけですが

その
時代がわかりますね










これもその当時のものです

大変貴重な最後の一枚です



電話番号が3桁

133となっています


今は
下4桁は1133です


電話番号にも歴史が残ってます







この紙袋に

鰹節をいれて販売していたそうです


衛生も賞味期限も
何にも気にしない時代です


それで
よかったんですね






今のその名残で…


原料を仕入れて

当店で
機械ですが
鰹節を削って
ビニール袋に入れて販売しておりますよ


それを…
見たことがあるお客様
買われたお客様

いらっしゃるかと…

これで出汁をとると抜群です


昔っからのお客様
御用達でございます(笑)









これを元にして
プリントアウトしてくれて

手作りで
いろいろと制作をしてくださる



井嶋さん




貴重な写真から

パネルを作ってくださり


誠にありがとうございました



親父
感動して涙ぐんでましたよ



しばらく店に飾って置きましたが…




今は
お袋の前に置いてあります




お袋…

草葉の陰から見守り

さぞかし
懐かしく
喜んでいるかと思います









店に飾ってある
様々なお魚のパネルも…


ほんとうにほんとうに

ありがとうございました



お礼が大変に遅くなり
誠に申し訳ございませんでした









初代…梅太郎は次男

二代目…光吉も次男


そして
三代目…勇司も次男



代々
なぜか…次男が継いできました


自然なのか
必然なのか


なにかの道筋があるのか

なにかの縁があるのか

不思議です










どこの町も

商店街
商店が枯れていく昨今



なんとか
生き残ってきました



その時代時代で

ご愛顧くださいました

たくさんの
お客様のお陰でございます





まだまだ

毎日毎日

勉強の毎日です

追われっぱなしだけど…(焦)







厳しい時代となりましたが


これから作っていく歴史



創業80年以上の岡田屋


どうか
これからも

温かい目で見守って頂き

ご指導を

ご鞭撻を

ご支援を

頂けたら心から嬉しく思います




あしたから

また


宜しくお願いいたします





長くなりました

では、では…

おやすみなさい








  


Posted by ユージ at 19:24Comments(0)お客様お休みの日